おちんちんルポ〜恐怖!おちんちんクリニックの闇2〜

※本記事は おちんちんAdvent Calendar 2023 に参加しています。
※本記事はフィクションです。実際のおちんちんクリニックとは何の関係もありません。

あらすじ

仮性包茎に悩むCさんは包茎手術で有名な某都内クリニックに行くことになりました。医師たちの怒涛の事前カウンセリングによりCさんの事理弁別能力は著しく低下し「美容形成術」「亀頭増大術(ヒアルロン酸注入)」を受けざるを得なくなりました!十万円程度の予算だったのに、あれっ五十万円も払ってるぞ!このままCさんのおちんちんはどうなっちゃうの!?😨😨😨

 

カウンセリングまでの経緯はこちら🐶

まな板の上のおちんちん

過酷なカウンセリング後、「少々お待ちください」と別部屋に通され待機すること5分のCさん。あまり待つことなく、今までとは別の医師Dが登場しました。今までの医師よりも年配の方で、どうやらこの方が執刀医のようです。

医師D「執刀医のDといいます。じゃあ、これからもうやっちゃいますので、ついてきてください」

さっきの別部屋とは違うところへ通され、やや大きめの部屋に連れて行かれます。多くのカーテンでベッドが隔離されており、どうやらここがオペ室のようです。Cさんもその一区画に通されました。

医師D「じゃあ5分後にもう一度来るので、下半身のもの全てを脱いで、仰向けになってそこに寝転がっててください」

下半身だけ脱いで寝っころがるなんてなかなかCさんの羞恥心を刺激しますが、こうなった手前、もうやらざるを得ません。全てを受け入れてCさんは言われた通りにしました。なお、Cさんは心中で事前におちんちんを念入りに洗っといてよかったと心底思いました。

ベッドの上に無抵抗のまま仰向けになっているCさんの様は、まるでまな板の上のおちんちんのようです。

 

手術開始とおちんちんシート

先ほどの医師が戻ってきて、いよいよ手術開始です。まず、Cさんが最初に驚いたことに、おちんちんの部分だけ穴が空いているシート(「おちんちんシート」)を被せられます。本来隠したいところだけ空いてるというのがニクいですね!

おちんちんシート

その後、なすすべもなくCさんのおちんちんには直接注射針が刺されます。いわゆるこれは局所麻酔なのですが、本当にそのまま注射針がおちんちんに突き刺さることは予想していませんでした。当時の感想ですが意外と痛いというほどではなかったです(Cさん個人の感想です)。

局所麻酔の利目は強力で、5分程度でおちんちんが無くなったような感覚になります。その後おちんちんカッターで包皮が切断されていくのですが、ここら辺の工程もほとんど感覚がないまま行われました。執刀医の腕がいいのか、縫合もスムーズに済み、ここまでの施術だけでも30分程度で終わったと思います。この時点で美容形成術なるものも終わっていたはず。

次に、ヒアルロン酸亀頭に注入する作業に移ります。これも単に注射をしていくだけの作業になるので、そこまで時間は掛からなかったはず。そうこうするうちに施術が終わり、今後の注意点を訊いて、頓服の鎮痛剤と抗生物質などの薬をもらい、次回予約などを決めてから帰ることになりました。

 

ダウンタイム:おちんちんイタイイタイヨー

術後のおちんちんダウンタイムは人にもよりますが、約4週間程度になるそうです(その後はおちんちんを自由に使っていいらしい)。

術後、確かにCさんのおちんちんからは余計な皮がなくなっており、亀頭が常に露出した状態になっています。Cさんのおちんちんは、いままでずっと包皮に保護されていた分、亀頭が弱い状態になっていました。そこからいきなり露出状態になったため、最初の1週間程度は下着とおちんちんが多少擦れるだけでも飛び上がるほど痛かったりしたため、日常生活に支障をきたすほどでした。

術後2週間目くらいからようやく慣れてきて、まともに立ち座り・歩きができるようになったようです。このとき、ナイロン糸を抜糸しています。

4週間目に入った頃には、特に違和感なく過ごせるようになりました。

こうしてCさんの治療は終わりました。

 

おちんちんカッターしてみてどうだった?

Cさんはこうしておちんちんの皮をカットしましたが、その後明確なメリットがあったかどうかは、正直わからなくなってしまいました。そもそもCさんが包茎手術に臨んだのは一時の気の迷いであったこともありましたが、これで自分のコンプレックスが解消された、というような晴れた気持ちになることは特にありませんでした。

一つだけよかったことは、おちんちん射撃の精度が増したことくらいです。的を外さなくなりました。

 

結論と総評

令和の時代、多様性が人々から希求されており、包茎に対する人々の価値観も変化している。ファッションの流行が一巡していくように、価値観もまた一巡するものだ。長い歴史を辿れば、ミケランジェロの傑作として世に出た、理想の男性とされるダヴィデ像に描かれるダヴィデは、仮性包茎であったことは語るまでもあるまい。資本主義のもと、あなたは「包茎」というだけでおちんちんクリニックが跳梁跋扈するコンプレックス・ビジネスに踊らされていないだろうか。自分自身を振り返り、本当に「包茎手術」が必要なのか、今一度考えてみてほしい。

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